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運を減らさない秘訣とは~運について考える〜その2

 今まで記事にしてきた運に関係する話をまとめています。前回は、運がいい人が共通して持っている「自分は運がいいという、根拠のない自信」があるという話と、それなりにコツコツと積み重ねの努力をしている人が結果的に成功して「運」を呼び込んでいるという話でした。

 幸運とは、自分のしたこと以上に良いこと(もしくはまったくしていないのに)が起きるボーナスのようなもの。また不運とは自分がしたことが無駄になるようなペナルティのようなもの。なので、自分が今まで何をしてきたかということがベースになるかと思うのです。

◆努力の量を量り始める時に運は逃げる

 しかし、気をつけなければいけないのは、この「努力」。
努力にこだわるあまり、「これだけの努力をしたのだからこれくらいは成果が出てよいだろう」という思いを持つと、やがて成長が止まることになることに。

 例えとして「一ヶ月で3kg痩せると」決意して、毎日コツコツ努力を積み重ねても一ヶ月後に何の成果が出てないと、腹が立って辞めたくなりますよね。「なんだ、せっかく頑張ったのに何の成果にもなっていない!」なんて。その基準を勝手に決めたのは自分なのに(;^ω^)
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努力は取引の対象ではない」「努力は成功の確率を上げるが、成功を保証するものではない」これを心にちゃんと植え付けておくことが大切かと。
 
 よく勝負の世界では、「努力は無駄にならない」といいます。「頑張った人にはそれに見合う結果がくる」とも。少年ジャンプの世界でも「友情・努力・勝利」は漫画の三大原則です。
 しかし、努力は勝利を約束するものではありません。

 成果が出ないことで「◯◯さんが言っていたのに思うような成果が出なかった」とか人や他者のせいにして恨めしく思い始めると、人は離れ、運というものも逃げていくのではないかと思うのです。
 

 また、「努力の量を量り始めると、自分を過大評価しがちになり、人を見下すようになる」とは武田鉄矢氏も語っておりました。これも胸に刺さる言葉です。
 努力の量で人を判断すると、部下の攻め続けることになりがちです。先輩の何十年もの努力の量には叶わないのですから。
「自分が成功したのはこれだけ努力したからだ」とか「あいつが成功していないのは自分に較べて努力が足りないからだ」と「努力絶対主義」に陥らないようにしましょう。何回も言いますが、「努力は勝利や成功を保証するものではない」のですから。


 そもそも努力の量を自分で計って、その成果に対して自分で値踏みをすることは、運の出番はないと思いませんか。
幸運とは、成果に対するラッキーボーナスのようなもの。ラッキーまで期待すると運が逃げてしまうかもしれません。

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◆「雑用」という仕事を作ると運は逃げる
 また、仕事に優劣をつけるということは手を抜くということにつながります。特に仕事に「雑用」というレッテルを貼ると運から見放される可能性があります。
「雪風」の乗員たちの毎日の艦の手入れ、日々の操艦練習の繰り返し。乗員たちが築き上げた熟練の技術による驚異的な生存率を生み出したことを考えるとこの言葉は重いです。


Cap 463.jpg同任務の艦の中での生存率は僅か2%の雪風 乗員の練度は連合艦隊最高のものでした。


 そうそう、「熟練とは、本人も気が付かないうちに知らず知らずのうちに習得した技術」を言うそうです。
 自分さえも知らない間に習得してしまった技術って素敵ですね。そこには「
努力に対して見返りを求めていなかった心」があるように思うのです。
 やはり、手を抜かずに毎日のコツコツとした積み重ねが大事なのかもしれません。つまらなそうに見える仕事ほど本気でやることが大切なんだと思います。

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どんな仕事も手を抜かずに。

◆邪念のない直感は正しく、迷った気持ちから判断をしないこと
 迷いとは、気持ちがどっちにするか定まらないこと。右の道を選ぶのか、左の道を選ぶのか。その迷いの理由は「自己保身」であったり「執着」であったり。
 邪念とはよこしまな思いです。これがあると、直感が曇る原因になっているかもしれません。

 さらに直感は、今まで積み重ねてきた経験や、生物が持つ生存本能が潜在意識から引き出す能力だと思うのです。運という要素が存在するのは、こういう生命の持つ直感力から来ているかもしれません。

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 心の中にまだ迷いの気持ちがあるのなら迷いが晴れるまで、判断をもう少し先に伸ばしてみるのも良いかもしれません。焦る気持ちが迷いを生むと思うのです。そして運を逃してしまうと思うのです。

負けの99%は自滅である」とは、麻雀勝負師・桜井章一氏の言葉。勝ちや成功に拘ると焦りを生み、何かがおろそかになり自滅することになるのでしょう。

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勝負の世界「勝つと思うな思えば負けよ」は美空ひばりの「柔」でしたな。

 私の上司が良く行っていた言葉が「選択の機会が訪れたら、自分にとって『大変だな』と思う道を選べ」というアドバイスでした。「常に心に汗をかく道を選んでおけば間違いはない」とも。忘れられない言葉です。どっちに転んでも自分の成長しかないのだからプラスになるしかない。大抵は、自分に楽な道を選んでしまうんですよね(;^ω^)

◆時代の流れの中にある大きな運・不運
 
 結局、未来に何が起きるかは、そう簡単には分かりません。また、いくら努力をしていても、その方向性があっているかさえも分かりにくいものです。駄目な時は駄目な時もあると思うのです。


 天意というのでしょうか、目に見えない人類の集合想念の流れともいうのでしょうか、人類の歴史の中では、一つの意思が流れているかのように時代が動くことがあります。
 明治維新の流れを見ていると、東郷平八郎のように倒幕派にはツキがあったように思いますし、幕府側についていた人たちにはタイミングの悪さ、ツキに見放されたような運の悪さもありました。
 また、源平争乱の時も、源義経の奇跡の連続劇を見ていると、まるで天意が平家を滅ぼさんとする流れがあったようにさえ感じます(平家を滅ぼした後の義経が急激にツキに見放されていく様も不思議な感じさえします)。

 運・不運は個人というものを超えて、一族とか、民族や国家にもあり、時代の流れに添っているのか、外れているのかということも大きく関係しているように思うのです。
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歴史の流れには逆らえがたいものがありますね

◆運は元々備わっていて、それを減らさないようにすることが成功の秘訣

 よく考えたら、今こうして生きている私たちのご先祖様たちは、戦乱や自然災害、天変地異など様々な災難から生き延びてきた「運が良い人」たちの子孫なのですから、私たちはすべからず運が良いのですよね(^^)。そう思って「根拠のない自信」を身につけるのもよいことかと思います。
 結果論かもしれませんが、こうして生きていること自体が運が良い証拠なのだと思ってみませんか。


 まとめると、努力は大事ですが、それで運を引っ張ってこようとか、成果の見返りを考え始めると逆に運は離れてしまうものなのかなと感じます。

 それと、運をギャンブルとか賭け事とか自分のためだけに使っていると減っていき、他者のためにおすそ分けしていると増えていく。そんな感じがしています。
 よく英語の会話で「グッドラック(幸運を)」とか言いますが、「気をつけてね」とか「幸運を祈る」とかの言葉も心を込めて挨拶するのもいいかもしれませんね。

 努力の結果や成果は天に任せて、その間一生懸命、コツコツと毎日を生きることかもしれません。そして、万が一、不幸が身の上に降りかかったとしても、それで誰かを呪うたり、嘆いたりすることはなるべくしないことが運が逃げないコツなのかなとも思うのです。

「禍福は糾える縄の如し」例えのように運・不運とは交互にやってくるかもしれないのですから。

 宗教的に例えるならば、「神さまを味方につけること」これに尽きるのかもしれませんね。

 努力の痕跡は自分でひけらかさない。神様だけに見てもらいましょう。
 そして「これだけのことをしたのだから神さま願いを叶えてください」という気持ちも捨てることだと思います。ギブアンドテイクの関係ではなく、生きている事自体が運が良かったと感謝の心で感じ取れることが、運を逃さないコツのような感じがするのです。

 長くなりましたが、最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。皆さまのご幸運を祈ります(^^)

<参考文献>

『坂の上の雲』司馬遼太郎
『運を支配する 桜井章一〔著〕(幻冬舎新書)』
TBSラジオ 武田鉄矢「今朝の三枚おろし」など

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コメント 7

駅員3

駅長の記事にはコメントをいただきありがとうございました。

う~ん、ついていたり、ついていなかったり・・・
僕の場合は、人と人のつながりが「運」を運んできてくれているような気がします。
もちろん、このSNSのつながりもです。
「雑用」だからといって手を抜かない・・・というよりも、何事もも全身全霊で取り組むことですね。
いつかonemoreさんにもお会いしたいです(^o^)
by 駅員3 (2017-05-06 08:19) 

johncomeback

全く同感です。「小さな事からコツコツと」(^^)
by johncomeback (2017-05-06 10:27) 

なんだかなぁ〜!! 横 濱男

そうです。人生コツコツの積み重ねですね。
たまには、一攫千金(宝くじ)狙いますけど...(^0^)


by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2017-05-06 21:16) 

ロートレー

沢山思い当たることがありました。
私の場合は、幸せ感じ上手になれば、沢山のハッピーに出会うことになることです。
大運を望まなければ、大敗で失望や悲嘆にくれることも無いこと。
この年になったら、小市民的幸せを沢山集めて、トータルでいい人生だったと思いたいです(笑)
by ロートレー (2017-05-06 21:21) 

caveruna

若い頃から、楽な方を選ぶと、
なんかあまり良くないような気がして、なんとなく苦労な道を選んでいました。でも、だからと言って、
選んだ道がよかったのか?どうか、
いまいちわかりません。
結局苦労してそのまま嫌な気持ちも
忘れられずにたまったままです。
後悔はしてないんだけどね^_^;
by caveruna (2017-05-07 21:21) 

ys_oota

結局、人と比べることをせずに自分が納得できることを積み重ねていく事が大切なんでしょうね。
by ys_oota (2017-05-08 00:28) 

ワンモア

☆駅員3さま
 運は糾える縄の如しで良いも悪いも来ますよね。
 いつかお会い出来る日を楽しみにしています(^^)

☆johncomebackさま
 とりあえず出来ることをGWにしていました(^^)

☆なんだかなぁ〜!! 横 濱男さま
 たまにはデカイことも狙わないと、ですね。

☆ロートレーさま
 「幸せ感じ上手」っていいですね。私も見習います(^^)

☆caverunaさま
 苦労する道を選び続けるとストレスも溜まりますから、たまに思い切り逃げ出すのも良いかもです(^^)。

☆ys_ootaさま
 神さまから見れば、みんなどんぐりの背比べだと思うのもいいかもしれませんね(^^)

by ワンモア (2017-05-08 00:56) 

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