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怪談とはなにか〜落ちてきたホテルの鍵

 さて、今年もやります、真夏の奇譚怪談特集!! 今回も、色々と仕込みました。
 お盆にまつわる怖い話、お墓にまつわる不思議な話、戦争にまつわる不思議な話、そして私ことワンモアの実話系怪談もいくつか用意しています(^^)。2日に1回づつの感じでの更新を予定しています。更新は夜中に行いますよ(笑)

怪談とは何か

 その前にまず、怪談とは何かをおさらい。少し勉強をしましょう。

 怪談(かいだん)は、怖さや怪しさを感じさせる物語の総称。
 日本古来のものを限定して呼ぶ場合もある。中でも、四谷怪談・皿屋敷・牡丹燈籠の三話は「日本三大怪談」に数えられることが多い。
 
怪談(怪奇ジャンルの作品)は日本国内では通常「夏の風物詩」にあげられるが、近年は冬の時期に放映や作品発表が行われるケースもある。

Wikipediaより

 「怪談」とは怖さや、怪しさを感じさせる物語なんですね。ちなみに日本の三大怪談に登場する幽霊を「日本の三大幽霊」と呼ぶのですが、これは「お岩さん(四谷怪談)」「お菊さん(番町皿屋敷)」「お露さん(牡丹燈籠)」になりますですが、江戸の三大怪談(幽霊)になると「牡丹燈籠」の代わりに「累ヶ淵のお塁さん」が入ります。個人的には、完全実話系の累ヶ淵の累さんが一番怖いと思ってます。(→江戸の三大怪談「累ヶ淵のお塁」現地ルポ)

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 日本の三大怨霊になると「崇徳天皇」「平将門」「菅原道真」の三霊が取り上げられます。詳しくお知りになりたい方は、当裏ブログ『黄昏怪奇譚』へ是非お越しください(^^)
 

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 日本人というのは八百万の神信仰というか、万物に霊が宿るという信仰(山河草木悉皆仏性)が今も影響していますので(私たちの日常も知らない間に影響を受けてます)、古来から物の怪、妖怪、幽霊などの話が古典文学に多数収録されています。
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 それは文学のみならず、落語講談にも取り入れられ、芸能の一文化として成立しているといえます。世阿弥の能の夢幻能は源平合戦の亡霊(シテ)の登場を通じて人間の内面性を掘り出し、その目的には怨霊鎮め、鎮魂の意味まで込められています。いわば、能は日本版のエクソシストのような役割があるのです。これなどは鎮魂が目的ですので霊魂の存在を信じている土壌がないと成立しないものですね。日本文化と物の怪、妖怪、霊魂は切り離せない存在であるといえます。

 さて、戦後、マスメディアが発展していくと新倉イワオなどの「あなたの知らない世界」などの心霊番組や心霊写真特集、宜保愛子などの霊能者ブームが起きました。
 私たちの子供の
世代には漫画本のつのだじろう『うしろの百太郎』『恐怖新聞』、こっくりさんなどが流行りました。
 また、この時期に雑誌『ムー』とかUFOブームも起きましたし、ユリ・ゲラーとかの超能力も流行り、『1999年のノストラダムスの大予言』などの世紀末予言ブームと合わさって後の新宗教ブームの土台ともなったようです。
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子供の頃の夏休みのお昼といえばこれでしたな(;^ω^)


 そのなかでも稲川淳二氏の「怪談」などは、何十年も続き、もはや落語やネタに近い芸能の域に徹しているように感じます。
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もはや「稲川怪談」と呼ばれるジャンルにまで

 2000年代になると、実話怪談系が出てきましたが、個人的にそんなにある訳でなく、実話怪異を蒐集するスタイルが流行ります。先駆けとなった、木原浩勝氏と中山市朗氏の共著による実話怪談本『新耳袋』は最近のオカルトブームの先駆けにもなりました。
 
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 最近よく言われる「都市伝説」系の話も怪談と混同されているようですが、現状では明確な定義はなさそうです。トイレの花子さんとか口裂け女人面犬などは都市伝説系の怪談として小学生を中心にブームとなり、キャラ化してくると「妖怪ウォッチ」のような形で再び流行りはじめています。
 こうしてみるといつの時代にもオカルト的なものは存在し、怖いもの見たさなのか密かな人気を醸し出していますが、人はこういう世界に本来憧れを持っているのかもしれません。
 ただ、気をつけなくてはいけないのは、神秘なる世界にのめり込んで日常生活が疎かになることですので、特定の宗教の価値観で社会的摩擦を起こしたり、高額商品を買わされるなどの被害には遭わないようにしたいものです。

 個人的は怪談とは「通常、日常と言われているこの世界において、非・日常を感じさせる何か」ととらえています。ですので基本はこの世界の日常生活が主体ですからね。主と従を取り違えてはいけません。
 私のライフワークというか、興味のある分野として、様々な物の見方・捉え方を考えるというのがありますので、怪談などの非・日常的な話も好物なんですね。

 さて、前置きがマジメで難しい話になりましたが、さっそく怪談を紹介していきましょう。

落ちてきたホテルの部屋の鍵

 
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では、しょっぱなに、ちょっと変わった怪談を。これも現代の怪談なのですよというものを。
 よく
聞いているiTunesのポッドキャストの怪談ララヂオ〜恐い水曜日(ラジオ関西)から。木原浩勝氏の話がとても興味深い内容でした。


 とある有名なプロレスラーが沖縄のホテルに宿泊した時の話。部屋について荷物を置いて、さあ、外にでも食べに行こかということになりました。出かける際にはフロントに鍵を預けないといけません。
 すると鍵が見つかりません。
さっき鍵を開けて部屋に入ってきたばかりなのに何故見つからない?部屋をくまなく探しても見つかりません。プロレスラーだからベットを片手でひょいと持ち上げて下を探してみるのも出てこない・・・。
 これは困ったとフロントに行って、鍵がどうしても見つからないと相談に下りていきました。

 フロントと話をしていると、「あのぉ・・・」と若い男女二人がきて、「この鍵が出てきたんですけど・・・」と鍵を持ってきました。
「あれ?、それ、何号室の鍵なんですか?」とみんなで鍵の番号を見ると、そのプロレスラーの部屋の番号です。
 「ん?どういうこと?」フロントとプロレスラーの二人が理解できずにいると、カップルの男性が
「いや・・・あのぉ・・・聞いてもらいます? この鍵、天井から落ちてきたんです。上から落ちてきて、
チャリンと私たちの目の前に・・・。信じられないけどホントなんです。二人で見ているので間違いないんですけど・・・」
 そのプロレスラーの部屋は、そのカップルの真上の階の部屋でした。
「うーん・・天井をすり抜けて落ちてきたんかなぁ・・・」
そうとしか考えられなかったとのことでした。
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 なんとも不思議な感じの話ですが、オチはありませんし、解明もされていません。理由もさっぱり分かりません。実話系の話は実はこういうものばかりなのです。

 怪談は怖いことばかりではない、こういう変な話も怪談なのです。
 
 「こんな変なこともあるのかなぁ」ぐらいで話を楽しんでいただき、当たり前だと思っていた「日常」が少し揺らぐことを楽しんでいただければと思います(^^)。新たな視点を入れることで、世界が違ってみえるかもしれません。
(今回の特集は「黄昏怪奇譚」の方にも収録します)

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ys_oota

先日、セブンイレブンの駐車場で、カミさんの買い物を車の中で待っていたら、機械音らしい音がして、そのあとボソボソ聞こえてきました。何度もリピートしていて、何か壊れているのかなと思って探したのですが分からない。しかも音源が移動しているっぽい。探すの諦めたころ、カミさんが戻ってきたので窓をあけようとしたら、耳元で「ザー探してくださいザー」と、はっきり聞こえました。怖くもなんともなくて、ただそれだけなのですが、すごく不思議な体験でした。
by ys_oota (2017-08-09 01:55) 

johncomeback

怪談・怪奇譚は大好き、2日に1度ですか楽しみだなぁ。
明日から「一人鉄旅」にでるのでコメント書けませんが悪しからず。
by johncomeback (2017-08-09 09:20) 

Hide

暑いですね〜また夜中にでも出て参ります・・・
淳ちゃんは、今が稼ぎ時なんです。
by Hide (2017-08-09 14:33) 

いっぷく

私は怪奇現象とか心霊体験などはないのですが
妻が青森の霊場・恐山の麓で生まれ育っていまして
そうした話は子どものころからよく聞かされていたそうです。
by いっぷく (2017-08-09 17:38) 

ハマコウ

ワイドショーの怪談コーナーをあまり見なくなりました。
でも 子供たちは 怖い話が好きです。
by ハマコウ (2017-08-09 18:12) 

なんだかなぁ〜!! 横 濱男

子供の頃は、化け猫と小岩さん、お菊さんでしたね。。
これ・・・怖かったぁ~!!
おふくろが大好きで、よく連れて行かされた。。( ゚Д゚);
by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2017-08-09 20:01) 

ワンモア

☆ys_oota さま
 こんばんは〜面白うそうな体験のご投稿、ありがとうございます(^^)私、こういうオチのないリアルな話が好きです。不思議な現象が電気製品に反応するというのは、エジソンが開発しようとしていた霊界通信機につながるものがありそうですね(^^)

☆johncomebackさま
 こんばんは〜。一人旅ですね(^^)最近、いい感じに回られていますよね。記事アップ楽しみにしています。

☆Hideさま
 稲川淳ちゃん、今が稼ぎ時ですよ〜(^^)

☆いっぷくさま
 おぉぉ、いつか是非、記事にしていただけたら喜んで訪問させていただきます(^^)

☆ハマコウさま
 子どもたちって割と残酷な話が好きですよね(;^ω^) 怪談話は私もよく子どもたちにせがまれました(笑)

☆なんだかなぁ〜!! 横 濱男さま
 女性の方が好きというのありますよね。おじいちゃんやおばあちゃんは当然のように人魂の話とか聞かせてくれたなぁ(;^ω^)
 
by ワンモア (2017-08-09 21:49) 

caveruna

きたきた!(笑)
あなたの知らない世界、懐かしいです!
おばあちゃんが、怖い顔して見てました!(その顔の方が怖い)笑
by caveruna (2017-08-10 17:13) 

ワンモア

ようこそお越しくださいました(^^)
本日の夜中に更新の予定です。
by ワンモア (2017-08-10 17:28) 

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