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英海軍のファントムのプラモデルが発売!日本のファントムとどう違う?

 久しぶりのヒコーキネタです(笑)。いやぁ〜本当に久しぶりだったような。やっぱり世間で色々とあって心がざわついても、こういう趣味があると、しゅーっと平静な心に戻ってくるような気がします。やっぱり趣味は大事ですね。
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 さて、いつもお邪魔しているホビーサーチさんで今、予約人気No.1のプラモデルがこちら。
イギリスのプラモデルメーカーAIRFIXから予約発売のマクドネル・ダグラス FG.1ファントム (英海軍仕様)です。

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 通称 ”ブリティッシュファントム” マクドネル社での呼称はF-4Kですので、日本でも知られているF-4ファントムのことです。日本ではF-4Eを日本向けに改修したF-4EJが有名ですね。
 でも、僕らの知ってるファントムとは全然違う!という感じですよね。こちらがお馴染みの空自のF-4EJファントム。
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で、今回のブリティッシュ・ファントム(F-4K)がこちら
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 うーん、前脚の長いこと長いこと。これは空母での発艦で迎え角を大きくとるためなんですね。でも、よく考えてみれば、F-4ファントムって元々は艦上戦闘機だったのでこちらの方が正統派なんです(*^^*)
 日本のファントムの方がイメージが強いので、艦上機ということを忘れていました。とても新鮮に見えるのでプラモデルの予約が人気なのも納得です。自分も時間があったら製作したいなぁと思います。

艦上機と発艦〜カタパルト

 この艦上機と陸上機の違いなんですが、構造設計的にはかなり違います。艦上機の設計は構造的にかなり頑丈な設計になってます。ですのでその分重いです。

 艦上機とは文字通り空母などの甲板の上での離発着を行うものなので、離陸距離、着陸距離にかなり制限がかけられます。陸上の飛行場では最低でも何キロもあって余裕がありますが、洋上の空母の甲板では300メートルほどしかありませんからそうは行きません。
 ではどうするかというと、まず空母が向かい風に向かって全速力で航行します。そして射出カタパルトなどで強制的に押し出します。加速を稼ぎ、揚力を上げて早く空中に上げてしまうんですね。なので、この
ブリティッシュ・ファントムも最初から大きく迎角をとって飛び立ちます。
 
これは、第二次世界大戦の時、大量生産の小型空母で、重くて加速性が悪い米海軍の事情によって生まれたものなのでした。空母の速度が早くて機体が軽かった日本海軍ではカタパルトの開発はそんなに必要性はありませんでした(遅れていたというのもありますが)。

 このカタパルトは従来型の蒸気式と開発中の電磁式と2種類あるのですが、どちらも高度な技術力がいるので、現在、実用化・運営しているのはアメリカのみです。イギリスでは空母がクイーン・エリザベスだけになりそうですしね。
 中国は現在必死で開発していますがどうなることやらです・・・。
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スキージャンプ式甲板 中国の遼寧もこれですね。
アメリカではカタパルト射出ステーションが装備されてます。
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ゴゴゴゴゴとせり上がってくるステーション
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中はこんなです。ここでボタンを押します。
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視界が低いのでカタパルト装着部分が良く見えます
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このアングル、撮影するにはGoodですね(*^^*)

着艦も命がけ!

 飛行機乗りが最も技術を要するのがこの空母への着陸技術。なんせ29日の間、着艦していないと資格を失効し、陸上の模擬訓練でもう一度訓練をし直さなければなりません。
 
無理矢理に停止させるので尾部には「着艦フック」なるものが搭載されています。ファントムの場合は約
4.8Gの荷重に耐えることができます。パイロット、もう大変です。

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第二次世界大戦のF6Fヘルキャットなどは、日本機に撃墜される確率よりも空母での着艦事故の方が確率が高かったといいます。
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 敵による直接の損失は35%ほどで、後は自損による損失。着艦事故の損失は約17%なので空戦による損失よりも多いのです。
 「空母への着陸とは意図的に行う墜落である」と言われているのもうなずけます。
 

艦載機と陸上機の違い

 以上のことより、艦載機と陸上機の違いは明らかで、陸上機より遥かにかかる加速力、制動力に耐えうるだけの構造設計が必要になります。
 これは重量軽減化が最重要の航空機設計に対してかなりのデメリット。
 あの零戦の設計者、堀越二郎氏も九六式艦上戦闘機を開発するにあたり、「艦上」という制限をとってもらって、まず九試単座戦闘機として開発をしたという経緯があります。

 そんな頑丈な構造で重いF-4ファントムを空軍でも使用するに至ったのは、ひとえにその優秀さうえでしょう。イギリスでは海軍機として採用になったものの、日本、西ドイツ、イスラエルなどの空軍で地上機としても採用になりベストセラー機となります。

エアフィックスのマクドネル・ダグラス FG.1ファントム

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見慣れたファントムじゃありません(*^^*)
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なんか精悍な感じがしますね。
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もう、地面に触れそうなくらいの迎角
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AIRFIX 1/72scale  McDonnell Douglas FG.1 Phantom <A06016>
£24.49(日本円で3,428円)
ホビーサーチでは以下のように発売されています。

ミリタリープラモ ランキング 1位(ホビーサーチ)     
メーカー: AIRFIX(エアフィックス)
スケール:1/72
発売予定日:11月中旬(2017/8/5予約開始)
参考価格:¥4,104(税込)
代引前払価格 :¥3,078(税込)
代引・銀行・コンビニ 通常価格 :
¥3,693(税込)
カード・後払い決済 取得ポイント: 92ポイント(110ポイント)

→【ホビーサーチ】マクドネル・ダグラス FG.1ファントム (英海軍) 


<最安店は?>
 最安店はやっぱり駿河屋さんでしょう。予約販売価格は2,668円(税込)ですので、新品定価より1,436円も安いです。



<カタパルト射出ステーションから見るF-35・F/A-18戦闘機の空母発艦 >

提供はUSAミリタリーチャンネルです。
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