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デアゴスティーニの83号はスーパーマリン・シーファイア

 デアゴスティーニの第83号はスピットファイアの海軍向け仕様、スーパーマリン・シーファイアです。
issue_83_1.jpg

 とはいえ、これも第9号の塗装違いバージョンなんですけどね。
issue_83_2.jpg
シーファイアMK.Ibとありますが・・・
Cap 3.jpg
第9号のMk.Vbと同じです┐(´д`)┌

◆艦載機は陸上機とは異なる設計

 このシーファイア。英国空軍の陸上機、スピットファイアの艦載機型なんですが、陸上機を空母でも使えるように艦載機にするというのはあまり例がないんですよね。米空軍の傑作機、P-51マスタングは空母からの離発着はできないですし、日本の隼なんかも零戦のように空母からの離発着は不可能なんです。
 艦載機(艦上機)というのは、実は艦載機専用の設計からスタートするので陸上機開発とは全く異なります。
 飛行場に比べると空母の甲板は非常に狭く、離発着の距離が短いです。そのため、高い揚力を発生させる翼であること、短い距離で着艦させるために強い衝撃に耐えうる主脚構造であることなどが求められます。なにせ、「意図的な墜落」とまで言われる着艦は相当な衝撃がかか
りますので、最初の設計自体から異なってくるんですよね。
AIRCRAFT CRASH_010.jpg
止まらなかったり、乗り上げたり・・・
AIRCRAFT CRASH_02.jpg
落っこちたりと大変です・・・
 また狭い空母に収容するために、主翼が折りたたみ構造であること。着艦フックにかかる衝撃に耐えうる尾部構造であること。狭い甲板がよく見える視界良好な風防であることなど様々な設計が空母での運用に対応しています。
 なので、艦載機を地上で使うことは容易でも陸上機を艦載機として使用するのは世界各国でも例はほとんどありません。
 
 にも関わらず、英国海軍で空軍の陸上機、スーパーマリン・スピットファイアを使用したのは何故か?それはあまりにもスピットファイアが優秀であったからか?いえ、本当の理由は別のところにあります。それは、主力機選びに失敗したからでした・・・・。

◆戦える主力機がいない英海軍の強欲、シーファイア

 1930年代は各国での軍事開発が急速に行われ、油断するとあっという間に取り残される競争の最も激しい時期でした。第一次世界大戦の航空機開発先進国であったフランス、イタリアなんかがそうですね。イギリスも世界に先駆けて空母を建造・開発していたのですが、航空機の方は複葉機が中心のままでした。
 そこで1938年にようやく単葉の戦闘機の配備を決めたのですが、ここで致命的な失敗をやらかします。戦闘機であるにも関わらず、航法士を乗せるために複座にしちゃったんですね。できた艦上戦闘機は「フェアリー フルマー」。他にも「ブラックバーンロック」という艦上戦闘機がありますが、こちらも複座の戦闘機でなんと後部に強力な4丁の銃座を抱えたものでした。
Fairey_Fulmar_Mk_I_early_model.jpg
フェアリー フルマー。戦闘機なのに複座

 初期の頃のイタリアの複葉戦闘機CR42には善戦したものの、強力な加速力を持つBf109や運動性能が驚異的な日本の戦闘機たちには叶うはずもなく、バッタバッタと撃ち落とされてしまいます。
 ここへ来て慌てふためいた英国海軍はいまさら新規の戦闘機の開発が間に合う訳でもなく、急遽、アメリカのF4Fワイルドキャットを納品させます。タイミングよく(?)フランスが降伏したため、フランスに納品予定だったF4Fはそのまま、イギリスに供与され「マーレットMK.Ⅰ」として使われることに。
 更には、バトル・オブ・ブリテンの救国の英雄、スピットファイアとハリケーンも艦上機で使用したいと言いだします。しかも数が少ない最新鋭機をよこせと。
 

◆シーファイアの派生型
 
 
スピットファイアに限らず、大英帝国さまの各型の付け方は非常に細かく、スピットファイアもMK.47とかまであります^^
 このシーファイア、MK.Ibですが、スピットファイアのMk.V(5)の完成機の艦載機改造型です。
ここですでにややこしい。300機ぐらいが運用されています。
 その後、MK.Ⅱcで最初から量産タイプとして開発され、陸上型のスピットファイアが進化するとともにシーファイアもMK.Ⅲ、MK.XV(15)と進化していき、戦後の最終型はなんとMK.47まで進んでいきます。
 まぁ、優秀な機体は何をしてもそつなくこなすというこで、スピットファイアはその高速性能に加え、本来の弱点だった航続距離の問題を克服し偵察機として開発されました。これもまた非常に優秀な機体でありました。

SpitfireMK19_07.jpg
<関連記事>

→ジョンブル魂の設計者。R・J・ミッチェルの生涯〜その1
→スピットファイアの各タイプの覚え方
→ビールを運ぶ指令を受けたスピットファイアのプラモが発売
◆今日の日光
 
我が社にはベトナム人女性は二人いるのですが、長年頑張ってくれているLさんのお父さんが心筋梗塞で倒れて一年。3ヶ月の休職で介護に帰ったり大変だったLさん。そんなLさんのお父さんのために
私も毎月通っている日光の瀧尾神社で、一緒にお父さんの健康を祈り続けて一年経ちました。
 瀧尾神社の歴史は千年以上経ちますが、ベトナムの方に
一年間祈り続けたのは千年の歴史の中で私が初めてではないかな自負しています。
 で、ちょうど一年の節目に、本宮の二荒山神社と輪王寺のお守りを頂いてきました。千代紙に祈願書をしたため、それを千羽鶴に折り、ちょうど12個揃ったので千羽鶴をつなぎ合わせててお守りをつけてLさんへ。お父さんへ祈りが届くといいなと思います。
二荒山神社_01.jpg
二荒山神社です。知らない間に縁結びが強調された女性向けに・・・
二荒山神社.jpg
この奥に瀧尾神社が位置します
東照宮.jpg
土曜日だけあって観光客が大勢でした。
 そんな折に、自分の都合でいきなり辞めると言い出したもうひとりのベトナム人のHさん。性格も考え方も正反対の二人です。「彼氏がいないからずっと仕事もOKです」と言っていたのに実は3年も付き合っている人がいると言い始め、東京勤務にしろ、でないと辞めると言い始めました。なんだかなぁ〜。ベトナム人にはこういう人が多い感じがします。日本人の考え方ではちょっと(´⊙ω⊙`)ですね。
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コメント 9

middrinn

ナルホド! 構造的に全く違うんですねぇ( ̄◇ ̄;) 解り易い
御説明でしたm(__)m 日本人でも色々な人いるかと(-ω-、)
by middrinn (2019-03-24 06:59) 

kinkin

相変わらずのDeAGOですね・・・・
by kinkin (2019-03-24 09:21) 

横 濱男

ホント・・・なんだかなぁ〜ですね。。
by 横 濱男 (2019-03-24 12:28) 

ys_oota

スピットファイアに海軍向け仕様というのがあるんですねぇ。模型のほうを見るとプロペラが5枚ですね。ひょっとして海軍仕様は揚力を得るためにプロペラ枚数を増やしているのでしょうか?
by ys_oota (2019-03-25 01:16) 

YUTAじい

おはようございます・・
デアゴスティーニ・・・卒業しました( ´艸`)・・・
by YUTAじい (2019-03-26 06:24) 

駅員3

我が家にも届きました!!
開梱して「ん???」と思いましたが、比べませんでした。
やはり塗装だけ変えてきた?

by 駅員3 (2019-04-01 07:02) 

ロートレー

シーファイヤー!
いい名前付けましね~
戦績を上げる機会には恵まれたのでしょうか^^
by ロートレー (2019-04-02 11:16) 

caveruna

ご無沙汰です。
ようやく復活しました。(たぶん)笑
by caveruna (2019-04-09 12:36) 

tsumi

どうもお久しぶりです^^
ご病気で倒れたお父様のために長期帰国するLさんと、Lさんのために毎月お父様の健康を祈り続けるワンモアさん…;;

「登場人物、良いひとばっかりかよお!」と目頭を熱くさせてしましました。(最後の話はあまり入ってこなかった…笑)
お守りもきっと効きますね!私も良くなることをお祈りしています^^


by tsumi (2019-04-12 11:53) 

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